電気代が高くなる?
テレビや新聞でニュースになっている、
「電気代の高騰」の記事。電気料金ってどうなっているかな?
と、以前は細長い検針票がポストに入っていたので、チラッっとは
確認をしていたのですが、ここ数年はネットでの確認でしたので、
ログインしなければ詳細を確認できず。※一応、更新されたよ。メールは来るのですが。
たまーにログインして、頭金額しか確認しなかったりするのですが、このニュースを
目にしてからログインをして改めて確認をしてみました。
使用料はさほど変わらず。これはとりあえずOK。
※減っていれば良いのですが。
電気料金は1,000円程上がっている(汗)15%も上がっている(涙)
使用料は変わらず、電気料金が1,000円程高いとは・・・
何が違うのか?金額の内訳をみてみると、
「2021年の内訳」
「2022年の内訳」
基本料金と単価は変わらず。変わっているのは、
「燃料費調整額」と「再エネ発電促進賦課金」の2つ。
ましてや「燃料費調整額」に関しては昨年はマイナスだったのに今年は負担している・・・
燃料費調整額とは一体??
東北電力のサイトに記載があるので確認をしてみると・・・
原油や液化ガス、石炭の価格によって単価が変動する。と記載あり。
なるほど。今現在動いている大半は火力発電所。上記を発電の基にすれば輸入価格が高騰すれば、
その分電気のコストが掛るという訳。身近なガソリンや灯油の価格に置き換えれば、
なるほどその通りだろうか。という所でしょう。
むかしむかし学校で「日本は資源が少ない国。」そしてエネルギーに関しては、
「ほぼ輸入に頼っています。」と習った記憶が。つなり、世界の情勢が変われば単価が
一気に変動する。その為に原子力発電所の整備を進め国内で電力供給を進めようと
しましたが、東日本大震災以降、原子力発電所はほぼストップ。
老朽化や安全性の確認の為に、再稼働には慎重になっています。
つまり、火力発電に頼っている以上、別な低コストで発電できるものが見つかる。
もしくは石油や石炭などが安く輸入されない以上は燃料費調整額は下がらない。
という事なんですね。
そして、もう一行ある「再エネ発電促進賦課金」。
太陽光発電システムを普及させようと、太陽光発電システムで生まれた電気を
電力会社へ販売(売電)する価格を、購入(買電)金額より高く設定。
倍近い単価で設定した時期がありました。(48円で買い取り)
するとどうでしょう。電力の使用量は抑えられる。高い単価で買い取ってもらえる。
更に国、地方自治体から補助金がもらえる。と太陽光発電システムは一気に
普及して、太陽光バブルが生まれました。
しかし、買電より売電が高い。という事は電力会社は損をしてしまいます。
その本来損をする部分を補うために、電力契約がある全てにおいて負担する。
という事で、太陽光が設置出来ない集合住宅からでも負担する事になったのです。
「再エネ発電促進賦課金」も太陽光の普及に応じて単価が上がって行きますので、
これから更に上昇する予定。
長々となってしまいましたが、防衛する為には「使用量」を下げる事が必要。
「燃料費調整額」と「再エネ発電促進賦課金」はどちらも「使用量」によって変わります。
使用量を下げる為に何が出来るのか?
次の記事で考えてみようと思います!