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#注文住宅
熱は温度の高いところから温度の低いところへ??
2024年10月29日
こんにちは。
今回は「熱移動」についてです。
難しそうな話だと思いますか?
安心してください。そんなことないです!
まず、「熱移動」とは、
熱が温度の高い物体から低い物体へ熱エネルギーが移動する現象です。
細かく言えば「熱移動の3原則」とかもあるんですが、それはまた後日。
まずは「熱は温度が高い方から低い方へ移動する」ということを一旦分かっていただければと思います。
そのため、夏は外の熱がエアコンの効いた室内に侵入しようとしますし、冬はせっかくエアコンで暖めても熱が外に逃げようとします。
そのものによって、熱の移動のしやすさが違います。
住宅には、目に見える部分で言うと「木」「コンクリート」「ガラス」があります。
もっとあると思いますが一旦、これで比べます。
さて問題です。
この中で一番、熱を通しやすいものはなんでしょう???
正解は「コンクリート」です。

一番密度が高くて、すき間もなさそうなんですけどね。
そういうことではないんです。
順番としてはこんな感じです。
「コンクリート > ガラス > 木」
熱を通しやすい ← → 熱を通しにくい
ということでこの中だと、「木」が一番熱を通しにくい物質です。
「断熱材」は木よりも、さらにさらにさらに熱を通しにくくした物質です。
熱の伝えやすさを表した「熱伝導率」というものがありまして、
「木:0.12」に対して、「ガラス:0.6」「コンクリート:1.5」です。
ちなみに断熱材はものによって違いますが「0.016~0.05」ほどです。
数値が低いほど断熱性能が高いです。
コンクリートは木材よりも約12倍熱を通しやすいです。
ということは、住宅の基礎はコンクリートでできているので、床下空間は思いっきり外気温の影響を受けます。
冬場、そのままでは床があまりにも冷たくなるので、一般的な住宅では床下面を断熱しますが、エアサイクル住宅では基礎部分を断熱しているので、床下空間も冷たくなりません。
エアサイクル住宅では床下面を断熱しなくても、床が冷たくならないということです。
「ガラス」はコンクリートと比べれば熱伝導率が半分以下ですが、住宅の中では通しやすい部分です。
室内と外気の間にあるので、そこから1番熱が移動します。
夏は外から室内に、冬は室内から外に。
温度の高いところから低いところへ熱が逃げてしまうので、室内温度が保たれないため、なかなかエアコンを止められません。
だから窓の断熱が必要なんですね~。
断熱材ももちろんですが、窓の断熱性能を上げて省エネしましょう!
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