株式会社 アズマハウジング
電話
0191-23-0001
株式会社 アズマハウジング
#Panasonicテクノストラクチャー
\免震・制震・耐震のちがいとは?/
2025年06月24日

こんにちは、アズマハウジングです!
地震の多い日本で家を建てるなら、耐震性には気をつけたいものです。
地震対策には❝免震❞、❝制震❞、❝耐震❞という3つの方法があり、それぞれ特徴があります。


【免震構造】…地震の揺れを建物に伝えない装置を、建物と基礎(地面)の間に設置します。
基礎部分と建物が直接固定されていると地震の際の揺れがそのまま建物に伝わってしまいますが、建物と地面の間に免震装置を付けることによって地震の揺れを伝わりにくくします。
免震装置に使われるのはゴムやボール状の部材で、免震装置を挟むことで地震の振動を吸収して建物の揺れを大きく低減できます。
免震装置は官公庁や大規模病院など、災害時でも機能を維持する必要がある建物に採用されており、地震のダメージを最小限にする最先端の地震対策です。
【制震構造】…地震の揺れを吸収して力を軽減する装置を、建物の壁などの中に設置します。
主にダンパーやパネルなどを設置して、地震の揺れを吸収します。
免震住宅ほど揺れを低減できませんが、制震住宅も地震の振動を抑えられます。

一軒家の場合、1階の壁に制震装置を組み入れることで2階の揺れを大きく抑えられるでしょう。制震構造は家の耐震性を高めるほか、壁の中の装置が揺れを吸収するため、建物の損傷を防ぐ効果もあるのです。
また、制震住宅は免震住宅よりもコストを抑えて建てられます。
一軒家だけではなく、3~5階建てのマンションやタワーマンションなどでも制震装置を採用しているところが少なくありません。
【耐震構造】…筋交いの入った耐力壁を用いたり、部材を補強金具などで固定し柱、梁、壁など建物自体を強くして、地震の揺れに耐えられるようにします。
多くの一戸建てで採用されています。
家の構造に使われる資材を頑丈なものにし、地震が起きた場合でも倒壊しないよう強度のある住宅になっています。
耐震住宅の考え方は「揺れに強く倒壊しない家をつくること」のため、建物が揺れないわけではありません。そのため、耐震住宅でも地震の際に家具が転倒しケガにつながる可能性はあります。
また、地震の揺れがくり返し続いた場合、壁にヒビが入ったり屋根の一部が崩れたりするなど、建物に被害が出る可能性もあるでしょう。
コストは一般的に、免震>制震>耐震の順になります。
【耐震等級】…法律で定められた基準をもとに、住宅の性能を評価するのが住宅性能表示制度です。その中で耐震性を表す指標が「耐震等級」です。
1から3までの等級で表されます。数字が大きいほど耐震性が高く、地震に強い建物であることを示します。
耐震等級1…建築基準法で定められた最低限の耐震性能を満たすレベルです。
耐震等級2…耐震等級1の1.25倍の地震力に耐えられる性能で、長期優良住宅の認定基準にもなっています。
耐震等級3…耐震等級1の1.5倍の地震力に耐えられる性能で、最も高い耐震性能を示します。災害時の拠点となる消防署や警察署などで採用されているレベルです。
耐震等級が最高ランクの3の一戸建てを建てる場合でも、免震住宅より費用は抑えられます。大地震で倒壊しない強さだけを求めるなら、免震住宅ではなく耐震性が高い家を建てれば充分というケースもあります。
免震・制震・耐震の特徴をしっかり理解した上で、安心して住み続けられる家づくりを進めてみましょう。
カテゴリー
閲覧履歴