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もしも突然家賃が2.5倍に!? そのときどうする?~借地借家法で学ぶ“もしも”の対処法~
2025年06月14日
こんにちは♪
いつもご覧いただきありがとうございます。
FPホームサービスの庄子です。
5月はゴールデンウィークや週末に雨が多く、お天気に恵まれませんでしたね。
私も花見や運動会、高校野球(春季大会)などの予定があり、
毎日のように天気予報を気にして過ごしていました。
そんな中、6月の最初の土日はようやく晴れ間が戻り、気持ちも晴れやかになりました。
……が、そんな「晴れ」の日々に、ひとつ“曇り空”のようなニュースが飛び込んできました。
◆「家賃が約2.5倍に!?」という衝撃ニュース

ある物件で、突如家賃が2.5倍に引き上げられたという報道を
ご覧になった方も多いかもしれません。
背景には「民泊への転用」などの事情があるようですが、今回注目したいのは、
「もし、あなたの住まいでも急に家賃を値上げされたらどうするか?」
という点です。
◆結論から言えば「まず専門家に相談を」
まず知っておきたいことは、
家賃の値上げは法律上、認められているということです。
”借地借家法(借賃増減請求権) 第三十二条”
大家さんは、経済状況の変化や物件の価値上昇などの合理的な理由がある場合、
家賃の「増額請求」が可能です。
反対に、住人側も「減額の請求」を行うことはできますが、
昨今の物価高などを考えると、値下げは現実的には難しいのが実情です。
◆なぜ家賃が上がるのか? こんな事情も…
大家さん側にも事情があります。
例えば・・・
●固定資産税などの税負担の増加
●建物や土地の価値上昇
●修繕費の負担増
●所有者(オーナー)の交代による方針変更
これらが理由で家賃を上げざるを得ないケースもあります。
とはいえ、住んでいる側にとっては急な話で、生活への影響も大きく、厳しい問題です。
◆もしも家賃が急に上がったら? ~対処法5ステップ~
ここからは、「もしも急な家賃値上げ通知が届いたらどう動くか?」を
ロールプレイングしてみます。
① 通知書が届く
⇒ まずは慌てず冷静に確認しましょう。
② 通知書の内容を精査する
⇒ 値上げの根拠や妥当性をチェック。
⇒ 地域の相場と比べて正当な範囲かを調べましょう。
⇒ 経済的に合理性があるかがカギです。
③ 値上げが不当だと感じたら
⇒ 借地借家法では、賃借人の保護が重視されています。
⇒ 大幅な家賃の値上げには、合理的な理由と事前通知が必要です。
⇒ 不当な変更であれば、無効になる可能性もあります。
(民法第601条、借地借家法第32条)
④ 専門家に相談するための準備を
⇒ 通知書、賃貸契約書、更新時期の記録などを整理しておきましょう。
⇒ 公的な窓口も活用できます。
●各自治体の住宅相談窓口
●住まいの相談センター
●消費生活センター(国民生活センター)
⑤ 専門家に相談
⇒ 内容に違法性や不当性がないかを確認してもらいましょう。
⇒ 話し合いが難航しがちな場合もあるため、第三者のアドバイスは非常に有効です。

◆そもそも家賃値上げを防ぐには?
「急な家賃値上げ」を最初から防ぐ方法もあります。
1.契約時に特約を入れておく
例:「一定期間、家賃の増額を行わない」といった特約条項を入れておけば、
その間は大家さんも値上げ請求ができません。
2.マイホームという選択肢
安定した住環境を望まれる方には、マイホーム購入も一つの選択肢です。
家族のライフスタイルに合わせた、安心できる住まいづくり――
私たちFPホームサービスは、専門的な知識をもとに、
全力でお手伝いさせていただきます。

◆まとめ
いざというときに慌てないためにも、
「もしも家賃が上がったらどうする?」を、日ごろから想定しておくことが大切です。
冷静に情報を確認し、専門家に相談すること――
それが、納得できる解決への第一歩です。
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