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断熱は水を吸ってはいけない  見えない水分が家の性能を壊す理由

2026年06月09日

家づくりで「断熱性能」という言葉はよく聞かれます。
でも、本当に大切なのはカタログ上の数値だけではありません。長く性能を保てるかどうかです。
その分かれ道になるのが、「断熱材が水を吸うか、吸わないか」です。

断熱材は、乾いた状態でこそ本来の性能を発揮します。ところが壁の中や天井裏に湿気が入り込み、断熱材が水分を抱え込むと、断熱の働きは落ち、結露やカビ、さらには住宅の耐久性低下につながることがあります。ジョイ・コスでも、断熱材の選定条件として「水蒸気を透過せず水を吸わない素材」「断熱性能劣化は限りなく“0”に近いもの」を重視しており、ここに高性能住宅の本質があります。

なぜ断熱材に“水”が大敵なのか

断熱材の役割は、熱の移動を抑えることです。
しかし水分が入り込むと、その役割は一気に弱くなります。公開情報でも、水分の侵入は断熱材の熱伝導率上昇と断熱性能低下につながると明記されています。さらに、ある保温材の試験では4%の水分侵入で断熱効果が70%低下した例も紹介されています。これは条件付きの試験結果ですが、「濡れた断熱材は、乾いた断熱材ではない」ということを強く示しています。

建築用断熱材の規格である JIS A 9521:2022 建築用断熱材 でも、品質項目として熱伝導率だけでなく、透湿係数や吸水量が扱われています。つまり、断熱材は「どれだけ熱を通しにくいか」だけでなく、「どれだけ水や湿気に耐えられるか」まで見て選ぶべき材料だということです。

壁の中では、見えない湿気が動いている

問題は、断熱材が雨に直接さらされるケースだけではありません。
本当に怖いのは、見えない水蒸気の移動です。

ジョイ・コスの社内資料では、湿気(水蒸気)は極めて小さな粒子として高速で動き、ピンホールや薄いベニヤ、石こうボード程度もすり抜けると説明されています。そして冬は、温度も湿度も高い室内側から、冷たく乾いた屋外側へ向かって水蒸気が移動し、壁の中に入り込むリスクがあるとされています。だからこそ、壁の中に水蒸気を潜り込ませないために、室内側の気密を固め、徹底してすき間をつくらないことが重要だと整理されています。

つまり、「断熱材そのものが優秀か」だけでは不十分です。
断熱・防湿・気密がそろって初めて、性能は維持されるのです。

断熱材選びは“初期性能”より“維持性能”

住宅会社の比較では、どうしても「熱伝導率が低い」「何ミリ入っている」といった初期性能に目が向きがちです。もちろんそれは大切です。
しかし、長く快適な家をつくるうえで本当に重要なのは、その性能が10年後、20年後、住宅ローンが終わっても保たれているかです。

今から建てようとしてる家 三年後から寒くなったりしませんか?

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