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#注文住宅
カビの発生条件をご存じでしょうか?
2024年07月01日
今回はカビです。
食品にも建物にもどこにでも発生します。
どこにもないように見えてもどこにでもいるのがカビです。
家で見かけると何にも良い事がありません。
カビは発生する場所によって種類が違います。
一般的に食品(みかんとかパンとか)に発生するのは「青カビ」
浴室のタイルや窓のサッシやキッチンなどに発生するのは「黒カビ」
浴室の床や排水溝に発生するのは「赤カビ」
布団やエアコンの内部に発生するのは「ススカビ」です。

そもそもカビって何かということですが、菌です。
「真菌類(しんきんるい)」の中の「糸状菌(しじょうきん)」と呼ばれる微生物です。
生き物なので、食事をして成長するようです。
※真菌類は実はきのこや酵母(イースト菌)などと同じです。
目には見えませんが、その辺の空気中にカビの胞子は浮遊していて、条件が揃ったところに付着して繁殖します。
掃除してもまたすぐ発生するからと放っておくと、健康被害につながってしまうのもカビの困ったところです。
喘息、肺炎、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、その他にも感染症や食中毒にもつながります。
おそらく想像している以上に、健康を脅かされます。
最近咳が出るな、目がかゆいな、花粉の時期でもないのに鼻水が止まらないな…。
こんな症状はカビの可能性が大きいです。
カビの発生条件としては
・温度:20~30℃
・湿度(水分):70%以上
・栄養素:ホコリや垢
・必要なもの:酸素
残念ながら人間の快適な温度とほとんど一緒なので、人間が快適であればカビにも快適です。
近年の住宅は室内の温度を保つために断熱し高気密化しているので、温度については避けられない部分かもしれません。
他記事 「人が快適に暮らせる温度は何℃?」
https://www.ietatta-iwate.com/company/11869/blog/31038/#tabNavi
日常的にできるカビ予防としては下記に効果があります。
・クローゼットや引き出しを基本的に開けておき、部屋全体を扇風機などで換気する。
・着ていた服はすぐにはクローゼットにしまわない。
・エアコンはこまめに掃除する、掃除したら送風ですぐ乾かす。
・洗濯機は洗剤を使い過ぎない、使用後は水分をふき取り開けっ放しにする。
・靴は使用後にすぐに下駄箱にしまわない。
・入浴後は換気扇を回しお湯シャワーで全体を流す。
・窓の結露は食器用洗剤を付けた布で拭きとる。

また、湿度については抑えることができます。
エアサイクル住宅にするのが効果的です。
建物の構造的に調湿効果があり、余分な湿気を外に放出してくれるので一般的な住宅に比べると湿気が感じられません。
梅雨の時期でも部屋に入った瞬間のジメジメ感がほぼ無しです。
壁の中や床下も屋根裏もずっと空気が動いているので、室内だけではなく見えない部分も極めてカビが発生しにくい構造になっています。
機械や電気を使わず手間もかけずに自然の力だけで湿度を抑え、カビの発生を防ぐことができます。
室温や湿度はともに快適でカビやアレルギーのリスクも少ない健康的な住宅です。
もしこれからハウスメーカーや工務店で注文住宅を考えている場合は、是非エアサイクル住宅を検討してみてください。
過去記事「エアサイクル住宅ってなに?」
https://www.ietatta-iwate.com/company/11869/blog/30152/#tabNavi
過去記事「エアサイクル住宅のメリットとデメリット」
https://www.ietatta-iwate.com/company/11869/blog/30294/#tabNavi
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