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#みんなが教えてくれない大事な事

固定金利か変動金利か?

2023年07月28日

今日はFP技能士としてお話ししたいと思います。
 
住まいを検討するときに必ずと言ってお世話になる「住宅ローン」
史上最低の金利にお世話になっている方も多いと思います。
色々な種類があって迷う方も多いと思いますが、特に「変動」「固定」どちらが良いかは迷うところです。
 
結論から言えば、ローン組むなら「固定金利」かな?
 
これは誰も分からない事なので断言できないですし、断言したら違法行為です!
困ったときの「神頼み」…でしょうか?
 

 
さて、現在の金利ですが、変動が0.5%前後~、35年固定(フラット35)が1.73%~と固定金利がじわじわと上がってきています(←銀行はその道のプロですので経済の流れる先がある程度分かっています)
 
ちなみに住宅ローン減税は0.7%(13年間)です。
あくまで所得税からの減税の為、所得税をあまり支払っていない方には恩恵の少ない制度ですので要注意!
 
変動金利と住宅ローン減税を組み合わせれば、実質金利ゼロ(一部マイナス金利)も夢ではありません!
 
と言いつつ、変動金利をお勧めしない理由を書いていきます。
 

 
変動金利とは、金利が市場の状況で変化する金利です。
物価が値上がりすると、金利も上昇するといった感じです。
それで給料も上がれば、生活費に対するローン負担率はほぼ一定水準を保つことになります。
物価が上がっても賃金(というより可処分所得額)が上がらないとローン破産の悲劇を生むので要注意です!
 
・有利な状況⇒デフレ(変動して金利も下がる)
 
固定金利とは、ずっと金利が変わらない金利です。
物価が値上がりしても、金利は固定ですので金利が上昇しません。
結果的にインフレ率が固定金利の利率を上回ると(高度経済成長のときです)、金利負担が実質無くなります(むしろ儲かる!)。
 
・有利な状況⇒インフレ(変動しないので金利負担が下がる)
 
 
では、今の日本はインフレとデフレどちらでしょうか?
 
圧倒的にインフレですね!
円の価値が対ドルだけではなく対ユーロ他主要通貨で大きく下がっています。
経済が日本以上にインフレの国に対しては価値が上がっています(相対的にですので!)が、世界でみると圧倒的にインフレが加速しているのが良くわかります。
日本政府もここ10年くらいインフレ誘導を積極的に行っていましたからね!
更に国力が継続して下り続けているので、日本の価値は絶賛ダダ下がり中です!
1年くらい前からアメリカが自国通貨ドルのインフレ抑制のために利上げ(金利の引き上げ)を継続的に行っていますが、それ以上にインフレ(インフレ×インフレの為二乗です)の日本は状況がめちゃくちゃ悪いです!
完全に悪いインフレ状況となっています(これ止めるのに何十年かかるかな?)。
※7/28日銀より、長期金利変動幅の上限超え容認発表有りました。消費者物価指数の見通しは2023年度+2.5%!
社会主義国家(ちょっと前まで日本は共産国も羨む強烈な社会主義国家でした)が崩壊する前夜みたいな感じでしょうか・・・?
 

 
それではインフレ下で有利な金利は変動?固定?どちらでしょうか??
もう答えはわかっていると思います。
 
自由主義の世の中では全て自己責任ですので、お好きな方を選択して下さい♪
 
 

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