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#グランドオープンまでのつぶやき
価格と性能のバランスが大事です!
2023年08月02日
住まいは何度も買い直すことが出来ないからこそ、吟味して検討していくもの。
でも考えれば考えるほど、分からなくなるものでもありますよね。
そこで今回は「バランス」に注目して住まい選びを考えてみます。

皆様は何を目的として住まいをご検討されているでしょうか?
・おしゃれな家に住みたい
・今の家が寒い
・賃貸が手狭になった
・同居からの脱却
・宝くじに当たった
人それぞれ色々な目的があると思います。
それらに同率なしの優先順位をつけてみましょう。
そして家族全員で話し合ってみて、今一度目的を一つに絞ってみて下さい。
そうすると何を重視するべきかが明確になると思います。

住まいを目的とするのか?
住まいを生活の舞台とするのか?
住まい自体を目的(デザイナーズ住宅や豪邸)とするのであれば、徹底的にこだわってみるもの良いと思います。
予算とにらめっこしながら数年かけて検討すると良いでしょう。
でも予算は必ず多めに見ておいて下さいね
本体価格+付帯工事+諸経費の総額で120万円/坪~150万円/坪くらいは考えておきましょう!
住まいは「ぜいたく品」なので、こだわればこだわるほど異常に値段が高くなります。
それは自動車や服と同じです。
普通に走るのであれば何でも良いはずなのに、数千万円の自動車に乗るメリットは?
この視点で住まいも考えると良いと思います。

わたしたちのお勧めは、そこそこの「バランス」が取れた住まい。
家族の時間を大切に、趣味を大切に、子供をはじめ家族に掛けるお金も大切に・・・
そう考えてみると、最低限品質を確保した上で性能は過剰ではなく、ライフスタイルとのバランスがとれた住まいが、大金持ちやデザイナーズ住宅の為に生きている人以外には丁度良いと考えます。
・最低限の品質⇒施工品質、温熱環境、耐震性能、耐久性能など
・バランスの取れた性能⇒断熱等級、デザイン、各設備など
過剰性能の代表格は「ベタ基礎」です。
住宅の地盤調査を実際にしてきた身としては、必要だからベタ基礎にするのであって、ベタ基礎ありきはどこかの企業の情報戦略に踊らされているとしか思いようがありません。
また地中梁が本来あるべきところにないベタ基礎は、基礎の構造耐力に乏しい偽物です。
お金かけても成果どころかマイナスしかなく、結果的に後悔に繋がるだけです。
地盤調査で地耐力が「ベタ基礎必要」との判定が出ない限りは、布基礎(防湿コンクリートすれば水平面はOKです)で、ベタ基礎判定出た場合は地中梁のあるベタ基礎を採用しましょう。

さて、最低限の品質を確保するためには何が必要でしょうか?
・施工品質⇒施工検査を数多く実施する。施工者への適正な金額の支払い。
・温熱環境⇒断熱等級が満たされているかどうか。Ua値のみでの判断は厳禁。
・耐震性能⇒耐震等級は2以上。
・耐久性能⇒長く使える部材を選択しているかどうか。
建物の原価はどのメーカーや工務店でもある程度変わり有りません。
それでも安い場合は、明らかに施工者への賃金を下げているか、必要な部材を取り除いています。
現場検査員として他社の現場を含めて検査員の視点見てきましたが、やはり安い工事を行うところはそれなりの施工品質です。
誰もが「スゴイ!」と唸るような工事をするところは、施工精度が驚くほど良いです。
建材についても、大手メーカーやビルダーに在籍していた立場からすると、スケールメリットでできる範囲を超えている安さには要注意としか言いようがありません。
品質や必要な材料を削ってまで安く家を建てるのであれば、止めたほうが良いです。

ではバランスの取れた性能ですが、あるに越した事は無いけれども、無くてもそれなりにOKというものです。
・断熱等級⇒断熱等級6や7にするのは高額です。5くらいがコストバリュー的に丁度いいです。
・デザイン⇒シンプルな方がおしゃれに見えます。無駄をそぎ落としましょう。
・各設備⇒安くても使えます。シンプルな方が故障しにくいです。
断熱等級への適合で、どれだけコストがかかるのかは当社のホームページに記載しました(当社価格です)。
断熱等級7にするだけで、30坪の標準仕様から600万円くらいプラスで掛かります。
それでも良いと思う方は、もちろんその方が良いです。
Ua値という言葉が独り歩きをしていますが、大切なのは平均値よりバランスです。
全体でみればUa値がハイレベルなのに、リビングが寒いという事もあります。
逆に夏はめちゃくちゃ暑いというのもあります。
とくに玄関ドア、窓周り、屋根の断熱性能に注意しましょう。
デザインについては、こだわり過ぎて詰め込み過ぎると大抵数年で飽きが来ます。
また落ち着かなくなりますし、生活しにくいことに後悔しだします。
流行を追うとこの傾向が強いのでご注意下さい。
各設備については、機能が単純であればあるほど壊れにくいのでお勧めです。
結果、シンプルなものを求めれば品質も性能も良くなるという事に繋がります。

そのバランスを追い求めた結果なのですが…
「ジブンハウス」加盟に行きつきました。。
時間のない方々でも、スマホで簡単にアレンジできますし、
規格なので自由設計よりも200万円位安いですし。
しかも品質ハイレベルで性能はそこそこ(アレンジ可能)。
等身大の住まいを検討するには丁度良いバランスではないでしょうか?
あとは皆様の目でご覧になって頂ければと思います。
規格住宅ですが、ある程度のアレンジが可能ですのでご相談頂ければと思います。
また、ユニバーサルデザインやパッシブデザインをお好みであれば優先順位を考慮した自由設計も可能ですので、お気軽にお問合せ頂ければ幸いです。
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