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#みんなが教えてくれない大事な事

自由設計VS規格住宅

2023年08月05日

オンリーワンの自由設計で行くか、価格の安い規格住宅で行くか。
 
色々と悩むところだと思います。
オンリーワンを取るか、値段を取るか・・・
自由設計と規格住宅の比較のメインはこんな感じでしょうか?
 
でも真実はそんなイメージと全く異なるんです。
最後にまとめていますが、そこに行きつく経緯もご覧頂ければと思います。
※筆者は規格住宅に20年住んでいます。
 
 

 
まず双方のメリット・デメリットを並べてみます。
 
【自由設計のメリット】
 
・自分たちのオンリーワンな住まいが出来る(これに尽きます)
・敷地に適した設計ができる(まわりの環境に合わせた設計が出来ます)
・敷地を選ばない(どんな敷地でも対応可能です)
 
お好みの住まいに出来るのが最大のメリットですね!
どこにも同じ住まいが無く再現性が無いので、引渡し時点での満足度は高いです。
更に敷地条件による拘束も、設計力次第ですが切り抜ける事が出来ます。
 
 
【自由設計のデメリット】
 
・価格が高い(打合せが多く設計にも時間がかかるため、人件費や設計料が掛かる
・性能が担保できない(低性能になる可能性あり)
・打ち合わせに時間がかかる(ゼロから作り上げるため)
 
価格が高くなるのは仕方が無いですね。
打合せ期間も半年~1年くらいかかるのが通常です。
設計力次第ですが、性能が確保されていないことがあります(特に耐震性)
ちなみに、引渡し後の満足度が低くなる傾向が多いのも自由設計の特徴です。
 
 
【規格住宅のメリット】
 
・価格が安い(打合せが短く、設計も出来ている)
・性能が担保されている(各性能値が約束されている)
・打合せが短い(打合せ箇所が限定されている)
 
値段が安いのが最大のメリットのように思われます。
でもそれ以上に考えたり打合せに使う時間が少なく、大切な家族の時間を持てるのが大きな特徴です。
性能も保証されており、安心を手軽に手に入れたい方にはお勧めです。
 
 
【規格住宅のデメリット】
 
・ある程度決まっている(オンリーワンにしずらい)
・敷地に合わせたプランを選ぶ必要がある(選択肢が限定される)
・環境に合わせた設計が出来ない(ある程度の妥協が必要)
 
やはり形がある程度決まっている事から、オンリーワンにしにくく制限が多いです。
しかも敷地に合わせた設計に出来ない事からプランが限定され、選択肢が限定されてしまいがちです。
よってある程度の妥協をする必要があります。
 

 
さてここまで見てくると、高い買い物である住まいに対してはやはりお金を掛ける分自由設計が良いと感じます
それが今までの日本の価値観です。
 
では海外に目を移してみるとどうでしょうか?
 
見た目は古い建物が並んでいますし、頻繁に中古住宅が売買されています。
内部をリフォームして自分流にアレンジして住むわけですが、この感覚が実は規格住宅に通じるものなんです。
 
立派な外回り(スケルトン)を活用して内部(インフィル)を自分流にアレンジ
 
規格住宅でも「はい、そのままです」というのはまずありません。
性能が保証された外回りを活用して、家の中をカスタマイズしていくのが規格住宅だと考えて頂ければと思います。
また外回りも想像以上に変更が可能です。
リフォームリノベーション新築時に行うのと同じ感じです。
 
ジブンハウスを例に挙げれば、外壁は「窯業系サイディング」「ガルバニウム鋼板」から2択となっていますが、しっくいやジョリパット、Sto、塗装など出来てしまいます。
また内装も壁の位置をある程度変更が出来ますし、クロスも選択肢以外のものを採用するのも勿論できます。
(当社では色々出来ます。是非ご希望をお聞かせください)
 
思った以上に自由ですね!
ですので自由設計と規格住宅はアプローチの手段が異なるだけと考えて問題ないと思います。
価格の違いは、人件費(絶賛高騰中です!)と設計料(普通は建築士が絡みます)と考えて下さい。
 
【まとめ】
 
自由設計ゼロベースで、自分流に建物を計画していく(家づくりをとことん楽しむ)
規格住宅一つの例から、自分流に建物を計画していく(時間を掛けずお手軽に♪)
 
皆様のお好きな方からアプローチして頂くと良いと思いますよ!
(アトリエ・リヴィエールではどちらのアプローチからでもOkです!)
 

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